山岳レイアウトの作り方【1章】60cm水槽の底床づくりと石組み(配石)のコツ

山岳レイアウト【1章】|60cm水槽の底床と石組み Layout

こんにちは! 黒田です。
Twitterにてレイアウトの写真を挙げて項垂れていたら
思いのほか反響をいただいて驚いています←

前回の準備編に続いて今回は底床作りから配石までやっていきます!
まだ見ていない方はこちらからどうぞ(^^)/

先に結論を言ってしまうと、山岳レイアウトは「奥を高くした底床」と「石の配置」でほぼ決まります。
この記事では、60cm規格水槽で実際にやった底床づくり(軽石で底上げ→ソイル)と配石(石組み)を写真つきで紹介します。
あわせて、石組みのコツや、石組み水槽で気をつけたい水質(pH・硬度)の話もまとめました。

いやいや、我は30cmキューブ水槽を所望しておる。
という魔王のような謎口調の方はこちらをどうぞ

30cmキューブ水槽でつくる石組レイアウト part1

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山岳レイアウトとは? 作る流れとシリーズ目次

山岳レイアウトは、石を山や崖に見立てて、奥に向かって高くなる地形をつくる石組みレイアウトです。
今回の私の水槽では、右に大きな山脈、左に崖、その間を斜めに抜ける一本の道というイメージで組んでいます。

山岳レイアウトを作る流れ

このシリーズでは、次の順番で作っていきました。
それぞれの工程は各章で詳しく書いているので、気になるところから読んでみてください。

  1. 準備……水槽・石・ソイル・水草をそろえる(0章)
  2. 底床づくりと配石……奥を高くして、石を組む(この記事)
  3. 植栽……前景草をミスト式で育てる(2章・2.5章)
  4. 注水……ソイルを舞い上げないように水を入れる(3章)
  5. 後景草とCO2……有茎草を植えて、CO2を添加する(4章・5章)
  6. 維持……水質やコケの課題に対処する(6章・7章)

60cm山岳レイアウト シリーズ目次

章内容
0章準備編(水槽・青華石・アマゾニア・水草候補)
1章底床づくりと配石(この記事)
2章前景草の植栽とミスト式
2.5章冬のミスト式と湯たんぽ作戦
3章注水
4章後景草(パールグラス・ロタラ)の植栽
5章CO2添加の方法
6章見えてきた課題(成長・コケ・色)
7章コケ駆逐編

山岳レイアウト以外の構図や、石組み・流木の基本をまとめて知りたい方は、水槽レイアウトの作り方|種類・3つの基本構図と石組み・流木のコツをどうぞ。

それでは本編へどうぞ^^

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山岳レイアウトの底床づくり

リセットから1か月ほどたった空の60cm規格水槽

さてさて、ここにおわしますのはリセットしてから一ヶ月ほど経過した空水槽。
なかなか重たい重たい腰を上げるのに時間がかかりましたが、初めていきます。
まずは底床について簡単に触れていきます。

底床が重要な理由とは?

水槽内の環境を良い状態に保つために重要なものとして
まず挙げられるのが『ろ過フィルター』といっても過言ではないでしょう。

水質を良質な状態に保つためには『バクテリア』の存在が重要になります。
そのバクテリアの住処となるのが濾過フィルターです。
そして別荘となるのが今回のメイン、『底床』です。 異論は認めます笑

読み方は「そこゆか」ではなく多分「ていしょう」です。

底床をしっかり作り込むことで長期維持をすることも可能となります。
なのでしっかり時間をかけてサクッと作りましょう←

底床の作り方

  • 軽石の投入
  • 魔法の粉の投入
  • ソイルの投入

簡単にこの3つの行程で行きましょう!

底床の作り方 軽石の投入

軽石で底上げしている途中の山岳レイアウト

いきなり途中経過ですみません…笑
今回のレイアウトは山岳レイアウトになります。

しっかりと考えるレイアウター達は先に仕上がりをイメージし
デッサンなどをしてそれに向けて作り込む作業をしていきます。

しかし私はそんなことをしません!!
脳内に既にイメージがあるのです。 
そんな小手先のテクなど不要です。

ん?(。´・ω・) いやいやいやいや… まさかそんな…
面倒だし画力がないから、やらないんじゃなくてできないだなんて。。。
そんな訳ないじゃないですか~ ハハハハハ・・・

さて、進めます←

山岳レイアウトで大切なのはずばり『高さを出すこと』。
ソイルをもりもりに盛っていけば良いのですが、貧乏人間黒田さんにはできません。
という訳でみんな大好きホームセンターにて軽石を買ってきました。
予めネットに入っているものだったので使いやすかったです。
ソイルよりも安価な上、バクテリアの住処になりやすい多孔質素材です。

多孔質とは表面がデコボコしている状態。
故に表面積も広くなりいいことづくめです!
通水性もよくなるので酸素供給も出来、良いバクテリアが育ちやすくなります!

また、軽石だけでなく様々なもので流用することができますが
それはまた別の機会でお話しましょう!

ちなみに0章で「アマゾニア9Lが1袋で足りた秘訣は次回で」と書いたのですが、その答えがこの軽石です。
高くしたい奥側を軽石でかさ上げしておけば、ソイルの量をかなり節約できます。

底床の作り方 魔法の粉の投入

ADAのバクター100とクリアスーパー

さて、お次は魔法の粉です。
気休めのADA社から出ているバクター100とクリアスーパーを投入します。

ADA社によるとバクター100とは多くのバクテリアが休眠状態にあり、
水槽の立ち上がりを早める効果があるようです。

必ずしも必要ではなく、空気中に色々なバクテリアは存在しています。
立ち上げが早くなるだけで無いと立ち上がらない訳ではないので安心してください。
更に言うなら、バクテリアは目には見えないので正直効果の程はわかりません。

信じるか信じないかはあなた次第・・・笑

クリアスーパーは立ち上げ初期の濁り抑えるような効果があるようです。
これに関してもほにゃほにゃほにゃ・・・笑

私自身、これらを使わずに立ち上げることなんて日常茶飯事なので
特に気にしなくても大丈夫です! 
ちなみに魔法の粉はもうひとつあるのですが、現状持ってません笑
気持ちの問題なのでいいのです←

底床の作り方 ソイルの投入

ADAのアクアソイル アマゾニア

最後にソイルを入れていきます。
今回使用するのはアマゾニアです。 栄養たっぷりぷりんぷりんです←
私は何を言っているのでしょうか。。。笑

初心者の方は正直おすすめしません。
しっかりと管理しないとコケまみれになってしまうので
いわゆる『吸着系ソイル』を初心者の方にはおすすめします。

栄養系と吸着系のソイルの違いはこちらの記事で詳しく書いています。

こちらの記事では軽く砂関連に触れているので参考にどうぞ!

60cm水槽に必要なソイルの量の目安

ソイルの量は「底面積(cm²)×厚さ(cm)÷1000=必要なリットル数」でざっくり計算できます。
60cm規格水槽(60×30cm)なら、次のくらいが目安です。

敷く厚さ必要な量の目安
平らに5cm約9L
手前3cm・奥10cm(平均6.5cm)約12L
手前3cm・奥15cm(平均9cm)約16L

山岳レイアウトは奥を高くするので、ソイルだけで作ると量がどんどん増えます。
石の下や奥側を軽石でかさ上げしておくと、私のように9L 1袋でも形になりました。
※実際に必要な量は、石の大きさや数でも変わります。

傾斜を崩さないための工夫

せっかく奥を高くしても、注水すると時間とともにソイルが崩れて傾斜が消えていくことがあります。
このシリーズでは、次の3つで対策しました。

  • 小さな石で土留めする……0章で用意した極小サイズの青華石は、ソイルの流出防止にも使えます
  • 注水前に水草の根を張らせる……ミスト式で根を張らせてから水を入れる(2章)
  • 注水はそっと……ソイルの袋やラップを敷いて、その上に水を落とす(3章)
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配石という名の自分との闘い

青華石の配石を試行錯誤しているところ

ここまで来れば後は自分との闘いです。
己のセンスを信じてああでもないこうでもないと試行錯誤します。

多少のレイアウトは立ち上げ後も調整出来ますが、こういった大きな石や
流木はなかなか動かしづらいので頑張ります。

この石の配置でレイアウトの9割が決まるといってもいいのではないでしょうか。。。

そんなこんなでとりあえず落ち着いたのが下の写真です。

配石が終わった60cm水槽の山岳レイアウト(正面)

いかがでしょうか…
イメージとしては右に大きな山脈がひとつ。 三角形をイメージしてます。
更には左側には崖があります。
そしてその二つの間には一本の斜の道が突き抜けています。

正面から見ると、水草を植えるスペースが前面と坂になっている斜の道
この2か所にしかみえないかと思います。
上から見てみましょう。

配石した山岳レイアウトを上から見たところ

こんな感じになっています。
正面からは見えない位置にいくつもの植栽スペースがありました。
それぞれ左右の奥はこの後更にソイルを盛って高さを出して
ロタラか何かで緑or赤の丘を作ろうと思っています。

今回使った石:カミハタの青華石

石はカミハタ社の『青華石』です(詳しくは0章で紹介しています)。
箱の中には大1個・中5個・小5個の計11個が入っていて、どんな形が出るかは開けてみてのお楽しみ。これぞ石ガチャ!
それに加えて、細かい調整用に極小サイズのカップを3つ用意しました。

石組み(配石)のコツ

私は勢いで組んでしまいましたが笑、石組みには定番の考え方があります。
これから組む方は、次のポイントを押さえておくと失敗しにくいです。

  1. 一番大きい石(親石)の位置から決める……主役の石が決まると、ほかの石の置き場所も決めやすくなります
  2. 2番目の石(副石)は親石に寄り添わせる……親石と向きをそろえるか、対になるように置くのが基本です
  3. 石目(模様やスジ)の向きをそろえる……向きがバラバラだと、ただ石を並べただけに見えてしまいます
  4. 三角形の構図を意識する……今回の「右に大きな山脈」も三角形をイメージしています
  5. 離れて見る・上から見る……仮置きしたら水槽から少し離れて全体を確認。上から見ると、植栽スペースや奥行きも分かります

ちなみにADAでは、組む前にラフスケッチを描くことをすすめています。
頭の中のイメージがはっきりするので、画力に自信がある方はぜひ。(私は…察してください)

石組み水槽で気をつけたい水質(pH・硬度)

ひとつ注意点があります。
青華石(龍王石と同じ系統の石と言われています)は、水のpHと硬度を上げる石です。
弱酸性の軟水を好む水草は、育ちが悪くなることがあります。

実際にこの水槽も、あとで測るとpHは8〜8.5くらいまで上がっていました。
有茎草の育ちが悪く、コケも増えてしまったので、6章・7章で水質の改善とコケ対策をしています。

キューバパールグラスのように、硬度が高めの水でも育ちやすい水草を選ぶのもひとつの手です(2章で採用しています)。

山岳レイアウトのよくある質問

山岳レイアウトに向いている石は?

今回使った青華石(龍王石)は、ゴツゴツした形とスジが山らしく見えるので定番です。
ただしpHと硬度を上げるので、水質への影響を抑えたいなら溶岩石や気孔石など、影響が少ないと言われる石も候補になります。
気孔石についてはこちらの記事でも触れています。

60cm水槽ならソイルは何リットル必要?

平らに5cm敷くなら約9L、奥を10cmまで盛るなら約12Lが目安です(上の表を参考にしてください)。
私はアマゾニア9L 1袋に、軽石のかさ上げを組み合わせました。

初心者でも山岳レイアウトは作れる?

作れます! 石の配置は何度でもやり直せるので、納得いくまで試行錯誤してみてください。
最初は栄養系ソイルより、コケが出にくい吸着系ソイルから始めるのがおすすめです。
水槽の立ち上げ全体の流れはアクアリウムの始め方にまとめています。

もっと小さい水槽でも作れる?

30cmキューブ水槽で石組みレイアウトを作ったシリーズもあります。
置き場所が限られている方はこちらもどうぞ → 30cmキューブ水槽でつくる石組レイアウト part1

まとめ

  • 山岳レイアウトは「奥を高くした底床」と「石の配置」でほぼ決まる
  • 高さは軽石でかさ上げすると、ソイルを節約できる(アマゾニア9L 1袋で足りた)
  • 配石は親石→副石の順に、石目の向きをそろえて、離れて見る・上から見る
  • 青華石(龍王石)はpHと硬度を上げるので、水草選びと水質管理に注意

今回はここまで。
次回は植栽をしていきます~

【コメントで教えてください】
みなさんの石組み水槽は、どんな石を使っていますか?(青華石・溶岩石・気孔石など)
石の名前と水槽のサイズを書いてもらえれば、配置の悩みも一緒に考えます。
名前はニックネームでOK、メールアドレスは公開されません。いただいたコメントには、できるだけお返事します!

ではでは~^^

↓↓次の記事はこちら↓↓

コメント

  1. 孫武公 より:

    勉強なりますm(_ _)m

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